宣告され頭が真っ白に…戸叶尚さん「精巣がん」を振り返る

公開日: 更新日:

 治療は「手術をしなければいけない」と言われ、告知から10日後ぐらいに右のそけい部を切って、がんを発症している右の精巣を切り取る高位精巣摘除術を受けました。もともと病院にはほとんど縁がなかったので、入院も手術も初めて。

 どんな感じだろうという好奇心もあったんですけど、すぐにイヤになりました。

 早寝早起きの生活も馴染めなかったし、下半身麻酔だったので手術の様子が分かるんですよ。電気メスの焦げるにおいがして……。1時間ぐらいの手術だったんですけど、手術後はしんどいし、腰は痛いし、動けない。次の日にようやく起き上がれるようになり、歩けるようになったのは3日目ぐらいだったかな。

 何より、摘出した精巣の病理検査をしてがんの種類や進行具合、転移の結果が分かるまでの1週間が怖くて仕方がありませんでした。睡眠剤を処方してもらっても、「眠ったら、そのまま起きられなくなるんじゃないか」って悪い方向に考えて眠れず、明け方になるまで、持ち込んだPCで好きな車の動画を見て気を紛らわせていました。

 幸い結果はステージⅠで、放射線治療の効果が出やすいセミノーマ(精上皮腫)という種類でした。転移はなく、放射線治療は受けませんでしたけどね。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一は実質引退か? 中居正広氏、松本人志…“逃げ切り”が許されなかったタレントたちの共通点

  2. 2

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学

  3. 3

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  4. 4

    国分太一「すぽると!」降板は当然…“最悪だった”現場の評判

  5. 5

    「いっぷく!」崖っぷちの元凶は国分太一のイヤ~な性格?

  1. 6

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  2. 7

    「コンプラ違反」で一発退場のTOKIO国分太一…ゾロゾロと出てくる“素行の悪さ”

  3. 8

    ドジャースは大谷翔平のお陰でリリーフ投手がチーム最多勝になる可能性もある

  4. 9

    《ヤラセだらけの世界》長瀬智也のSNS投稿を巡り…再注目されるTOKIOを変えた「DASH村」の闇

  5. 10

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?