白血病に光明か「液体ノリ」で造血幹細胞の大量培養に成功

公開日: 更新日:

「市販の液体ノリで、白血病の治療に重要な造血幹細胞の大量培養に成功した」――東京大学の中内啓光教授らのこんな研究成果が30日、英科学誌ネイチャー(電子版)に掲載された。

 中内教授らは、液体ノリに含まれる成分ポリビニルアルコールが、血液のもとを作る造血幹細胞を最大約1000倍に増殖できることを発見。コンビニで買った液体ノリ「アラビックヤマト」を使ったマウス実験で移植に使えることを確認したという。この方法なら献血のように腕から採取した血液からも必要なだけの造血幹細胞を作ることができる。

 将来は、骨髄移植に代わる白血病などの治療を後押しできると期待しているという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった