著者のコラム一覧
小林ひろみメノポーズカウンセラー

メノポーズカウンセラー。NPO法人更年期と加齢のヘルスケア会員。潤滑ゼリーの輸入販売会社経営の傍ら、更年期に多い性交痛などの相談に乗る。

更年期治療はお金がかかるの?診断「前」と「後」の費用は

公開日: 更新日:

 この連載で述べてきたように、更年期になると、女性ホルモンであるエストロゲンの減少で、さまざまな症状が出てきます。それらが発汗、気力の低下、イライラなどであれば、更年期の症状と思うかもしれません。

 しかし、肩凝り、腰痛、めまい、不安、不眠などは、「イコール更年期」と分かりづらい。整形外科、内科、心療内科などいろんな科を受診。しかしエストロゲンの減少が原因なので、どこへかかってもよくならず、ドクターショッピングを繰り返す。医療機関を変えると治療費に加え新たに検査、薬代と積み重なり家計を圧迫します。

 知人のSさんと私がまさにそうでした。40代前半から更年期症状に悩まされ、更年期と知らずに、いろんな科にどれだけお金を使ったことか。

 それまで私たちは医療の出費が多い年は医療費控除申請をしていました。ところが2人とも更年期の治療が始まる前の数年間だけ、申請が抜け落ちていたのです。体の不調で精神的な余裕がなく、申請にまで頭が回らなかったのでしょう。

 それでも領収書を保管していれば、5年さかのぼって申請ができたのに、領収書も保管していませんでした。更年期の治療で元気になった今では後悔するばかりです。みなさんも不調で病院を受診する際は、領収書を必ず取っておくようにしてください。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  2. 2

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  3. 3

    選挙3連敗でも「#辞めるな」拡大…石破政権に自民党9月人事&内閣改造で政権延命のウルトラC

  4. 4

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  5. 5

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  1. 6

    日本ハム中田翔「暴力事件」一部始終とその深層 後輩投手の顔面にこうして拳を振り上げた

  2. 7

    「デビルマン」(全4巻)永井豪作

  3. 8

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  4. 9

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  5. 10

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学