男性不妊の一因に…パンツの中の"猛暑”は体に何を起こす?

公開日: 更新日:

 一方、陰嚢がかゆくなるのは陰嚢湿疹だ。湿疹は皮膚に炎症を起こす病気の総称で、原因は汗、化学物質など多岐にわたる。このため原因を特定するのは難しいが、真夏に発症する中には汗による接触皮膚炎や脂漏性湿疹が考えられる。 

「皮膚が薄く弱い中高年は、汗に含まれる成分が皮膚の刺激となってかゆみやかぶれを起こすことがあります。また、皮膚の穴から分泌される皮脂をエサにする真菌の刺激で炎症を起こす病気が脂漏性湿疹で、頭皮のかゆみやフケの原因として有名ですが、股間に発症することもあります」

 性器カンジダも多い。猛暑による疲れやストレスなどで免疫力が低下。それが原因で常在菌であるカンジダ菌(真菌)が股間に繁殖して暴れ回る。

肥満糖尿病、高齢者のほか、抗生物質やステロイドなどを使用している人に目立ちます。その構造上、女性に多いといわれています」

 再発を繰り返すため、最近は膣カンジダの再発治療薬が市販されている。「膣カンジダの再発は、自分でチェック、自分で治せる」というテレビCMを見たことがある人もいるはずだ。 

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々