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中川恵一東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授

1960年生まれ。東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授。すべてのがんの診断と治療に精通するエキスパート。がん対策推進協議会委員も務めるほか、子供向けのがん教育にも力を入れる。「がんのひみつ」「切らずに治すがん治療」など著書多数。

小笠原早紀さんは早期復帰 舌がんは口内炎放置が要因にも

公開日: 更新日:

 舌に放射線を出す針を刺したりする治療法の小線源療法がそれ。舌の機能が保たれるので、生活の質が損なわれることがありません。これはとても大きな魅力です。

 手術や放射線治療の後は、治療部位が硬くなって動きにくくなったり、突っ張ったりします。傷口の状態が落ち着いたらすぐにストレッチを始めること。小笠原さんが語っている「リハビリ」とは、恐らくストレッチのことでしょう。“痛気持ちいい”くらいの強さで続けるのがコツです。

 舌の奥にできる舌根がんは中咽頭がんに属し、中咽頭がんの6割がオーラルセックスによるHPV感染が原因で、舌がんも1割がHPV感染が原因といわれます。セックスの後の歯磨きやうがいは、口腔がんの予防になるのです。

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