【肛門】病気を防ぐ 意外に知らない正しいウンチの仕方

公開日: 更新日:

「痔」に代表される肛門の病気を防ぐには、正しい排便習慣が重要になる。しかし、排便は個室で済ませることなので、間違った排便の仕方をしている人が意外と多い。トイレの中の理想的な所作を知っておくことが、肛門を守るケアになる。

 便意は、基本的には朝起きて午前中に催す。どうしてなのか。何回もトイレに行きたくなるのは、腸が弱いのか。「東肛門科胃腸科クリニック」(東京都渋谷区)の東光邦院長が言う。

「朝起床して、体を起こしただけでも、『起立反射』によって腸が動き出して便が直腸に送られるので、便意を催します。朝食後も、胃に水分や食物が入ると腸が動き出す『胃結腸反射』によって、便意を催すことが多い。基本的には飲食すればトイレに行きたくなるので、1日3~4回行っても普通です。大事なことは、便意があったら我慢しないこと。その都度、排便することです」

 便意を我慢すると、排便リズムが狂って便秘になりやすい。便秘になると、「いぼ痔(痔核)」や「切れ痔(裂肛)」になりやすい。

 特にいぼ痔は肛門の血管がうっ血することで起こるので、無理に出そうとして息むのがよくない。朝、トイレで新聞やスマホを見ながら長い時間、便座に腰かけている人もいるが、痔になるリスクが高くなるので要注意だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  2. 2

    横浜高では「100試合に1回」のプレーまで練習させてきた。たとえば…

  3. 3

    健大高崎158キロ右腕・石垣元気にスカウトはヤキモキ「無理して故障が一番怖い」

  4. 4

    中居正広氏「秘匿情報流出」への疑念と“ヤリモク飲み会”のおごり…通知書を巡りAさんと衝突か

  5. 5

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  1. 6

    前代未聞! 広陵途中辞退の根底に「甲子園至上主義」…それを助長するNHK、朝日、毎日の罪

  2. 7

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  3. 8

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  4. 9

    あいみょんもタトゥー発覚で炎上中、元欅坂46の長濱ねるも…日本人が受け入れられない理由

  5. 10

    あいみょん「タモリ倶楽部」“ラブホ特集”に登場の衝撃 飾らない本音に男性メロメロ!