【肛門】お尻のかゆみの原因は「拭き残し」か「拭き過ぎ」

公開日: 更新日:

「お風呂も毎日入り、肛門をきれいにしておくことが大切ですが、かゆみがあるときはせっけんなどを使うと、かえってただれてしまうことがあるので、お湯だけでさっと洗うのがいいでしょう。また、かゆみが強いときは香辛料の強い食事を取ると、かゆみが増すので避けましょう」

 市販薬を塗るのなら「湿疹の薬」を使う。しかし、配合されている成分の種類によっては、逆に刺激となってかゆみが増す場合もある。2、3日塗っても良くならなければ受診した方がいい。

 排便時に“痛い”と感じたら、肛門上皮や肛門の外側の入り口付近に傷ができたことが考えられる。

 硬くて太い便を無理に出すことによって起こる、いわゆる「切れ痔(裂肛)」だ。この場合もお尻を拭くときは、こすらず押し拭きするようにする。

「基本的には便秘の解消が必要ですが、切れて痛いときは市販の痔の薬(座薬や注入軟膏)を使って様子を見てもらっていいでしょう。また裂肛ではなく、いきみ過ぎなどで肛門の外側に血栓(血豆)ができる『血栓性外痔核』でも痛みを伴うことがあります。この場合もとりあえず座薬や軟膏を使ってもらって、良くならなければ受診してください。大きな血栓は外来で処置をすると、すぐに楽になります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々