日本語学者・山口仲美さん がん手術で抱えた“選択の悩み”

公開日: 更新日:

 でも、この後、私の病状を聞いた他の同僚が、親切心から、大腸の内視鏡検査の名医を紹介してくださったんですよ。テレビにもたびたび出演していらっしゃる名医。そして、その名医自ら私に電話をくださって、「検査をしてあげるからいらっしゃい」と言ってくださる。

 いやいや、悩みましたよ。どちらの病院にかかったらいいのかと。

 頭を冷やして考えた。まず、内視鏡検査の結果、がんであることが確定した場合は手術になる。すると、名医の病院を選択すると、手術は他の医師がしてくださることになる。その医師の腕は、定かではない。それから、名医のいらっしゃる病院は、私の家から通いきれない場所にある。がんの治療は1回で終わることはないので、自宅から通える場所でないと困る。

 そんな2つの理由から、最初の同僚が紹介してくれた病院に決めました。

 私は、結局、内視鏡検査の結果、大腸がんであることが判明。1度目は内視鏡で切除。さらにリンパ節に転移している可能性があったので、腹腔鏡下の手術も行いました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状