著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

肺がん予防には「ヨーグルト」と「食物繊維」が効く

公開日: 更新日:

 体に良い影響を与える微生物を含む食品を「プロバイオティクス」と呼びます。ヨーグルトなどはその代表的な食品ですが、他方でそのような微生物に必要な栄養源となり、健康の増進維持に効果が期待できる食物繊維などの食品成分を「プレバイオティクス」と呼びます。

「ヨーグルトや食物繊維の摂取と肺がんの関連」について検討した研究論文が米国医師会が発行するがんの専門誌の電子版に2019年10月24日付で掲載されました。

 この研究は米国、欧州、アジアで実施された10件の観察研究を統合解析したもので、解析に含まれたのは62万7988人の男性(平均57・9歳)、及び81万7862人の女性(平均54・8歳)でした。

 中央値で8・6年にわたる追跡調査の結果、肺がんのリスクは食物繊維の摂取量が最も低い集団と比較して、最も多い集団で17%、統計的にも有意に低下しました。ヨーグルトについても摂取しない集団と比較して、摂取量が最も多い集団で19%、統計的にも有意に低下しました。さらに食物繊維とヨーグルト両方の摂取量が最も多い集団では、食物繊維の摂取量が最も少なく、ヨーグルトを摂取しない集団に比べて肺がんのリスクが30%以上、統計的にも有意に低下するという結果でした。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網