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青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

ヘディングの影響は…サッカー選手は認知症になりやすい?

公開日: 更新日:

 ボクシングやアメリカンフットボールなど、頭部外傷のリスクが高いスポーツ選手では、数カ月から数年を経て脳の異常をきたすケースが知られています。世界的に人気の高いサッカーは安全性の高いスポーツという印象もありますが、選手の健康状態について、詳しい研究報告は限定的でした。そんな中、世界的にも有名な米国の医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に、元サッカー選手の健康状態について調査した研究論文が2019年11月7日付で掲載されました。

 この研究では英国(スコットランド)の元サッカー選手7676人と、年齢、性別、社会経済的状況が同等な一般人口2万3028人を18年にわたり追跡調査して、死亡リスクを比較検討しています。

 解析の結果、元サッカー選手は一般人口と比べて、心臓病による死亡リスクが20%、肺がんによる死亡リスクが47%、統計学的にも有意に低いという結果でした。他方でアルツハイマー型認知症による死亡は、元サッカー選手で約5倍、統計学的にも有意に高いことが示されました。

 また、元サッカー選手における認知症治療薬の処方状況について解析したところ、元フィールドプレーヤーよりも元ゴールキーパーで治療薬の処方が少ないという結果でした。

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