膝の軟骨を修復 「変形性膝関節症」を改善させる2つの体操

公開日: 更新日:

「軟骨の再生は数カ月~数年かかりますが、痛みの改善は早い人で数週間で実感できます。痛みが改善する理由は大きく2つあります。ひとつは、リズミカルな運動が幸せホルモンともいわれる神経伝達物質『セロトニン』を活性化し、『下行性疼痛抑制系』と呼ばれる痛みを抑える仕組みを強化するからです」

 また、体を小刻みに動かすと、骨格筋から慢性炎症を抑える「PGC―1α」も多く分泌される。

「年を取ると免疫系が老化して炎症反応を制御する機能が低下し、全身に慢性炎症が起こります。リズミカルな運動はこれを回復させる働きがあるのです」

 どちらの運動も恩師である故・井上明生久留米大学名誉教授の研究がヒントになっている。

「井上先生は2005年、ジグリング(俗にいう貧乏ゆすり)で股関節の軟骨が再生することを世界で初めて医学的根拠を用いて証明しました。ならば変形性膝関節症にも応用できるのではないか、と考えたのです」

 あなたもやってみてはどうだろうか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  2. 2

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    国分太一は人権救済求め「窮状」を訴えるが…5億円自宅に土地、推定年収2億円超の“勝ち組セレブ”ぶりも明らかに

  5. 5

    人権救済を申し立てた国分太一を横目に…元TOKIOリーダー城島茂が始めていた“通販ビジネス”

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 8

    ソフトバンクに「スタメン定着後すぐアラサー」の悪循環…来季も“全員揃わない年”にならないか

  4. 9

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  5. 10

    小泉“セクシー”防衛相からやっぱり「進次郎構文」が! 殺人兵器輸出が「平和国家の理念と整合」の意味不明