抗インフル薬「アビガン」は新型コロナに本当に有効なのか

公開日: 更新日:

 中国ではアビガンの類薬であるウミフェノビルとカレトラ、そのいずれの薬も使用していない患者の3群を比較した観察研究の結果が報告されている。残念ながらこの研究では、カレトラもウミフェノビルもはっきりした効果は認められないという結果だった。

「これは観察研究ですから、より重症な患者で薬が使われる傾向があるかもしれず、そのせいで3群の差がハッキリとしなかったのかもしれません。もし最初から正規のランダム化比較試験をしていれば今頃は、どの薬が新型コロナ肺炎に効果があるのか、ハッキリしていたはずです」

 新型コロナ肺炎に効く薬を見つけるのに本来の方法を取らないのはなぜか。薬の効果判定に必要なリテラシーが欠如した怪しい感染症専門家と政府による、奇怪な新型コロナ肺炎対策だからではないか。

【写真ギャラリー】「ダイヤモンド・プリンセス」号から下船はじまる

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状