壊滅状態のNYからリポート“パンデミック・カースト”の誕生

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 一方、多くの富裕層が、ウイルスのない遠隔地のリゾートなどで何不自由ない生活を送っている。ニューヨークの大病院のCEOが、医療崩壊の最中にフロリダの豪邸にいるとは何事かと怒る人、自宅からテレビ出演するセレブの家が豪邸ばかりでうんざりしたという人も少なくない。

 アメリカではコロナによってこうした格差がますます明白になっている。同じ自宅待機でも、ネット環境や家の広さなどが大きな差を生む。「パンデミック・カースト」という言葉も生まれている。

 日本に関してはここに数字がなくて恐縮だが、自宅待機されている人は時々、家にいたくても働かなければならない人のことを考えてみてはどうだろうか。最前線で働いていらっしゃるみなさんがいるからこそ家にこもれるのである。しっかりこもればこもるほど感染者は減るわけだから、自分だけでなく彼らの命や健康を守ることにもつながる。

 そして何より日本の最前線ワーカーの皆さんには感謝と拍手喝采を送りたいのはもちろん、それなりの手当が支払われていて欲しいと心から願っている。

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