著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

ディズニー映画はがんに効く? 米医師会発行誌に論文掲載

公開日: 更新日:

 音楽はがん患者の不安、疼痛、疲労、生活の質などを改善することが知られています。また、感動的な物語や映像作品も、心理面に良い影響をもたらす可能性があります。

 物語と音楽を融合させた映像作品としてディズニー映画をあげることができますが、がん患者におけるディズニー映画の観賞と精神面への影響を検討した研究論文が、2020年5月1日付で、米国医師会が発行しているオープンアクセスジャーナルに掲載されました。

 この研究では、抗がん剤治療を受けている婦人科系のがん患者50人が対象となり、抗がん剤投与中にディズニー映画を観賞する群(25人=平均59歳)と、映画を観賞しない群(25人=平均62歳)にランダムに振り分けています。緊張や不安などの感情、および疲労感を100点満点(点数が高いほど状態が良好)で評価し、2つの群で比較検討されました。なお、被験者が観賞した映画は、シンデレラ(1950年)、わんわん物語(1955年)、王様の剣(1963年)、メリー・ポピンズ(1964年)、ジャングル・ブック(1967年)、おしゃれキャット(1970年)、ロビン・フッド(1973年)、リトル・マーメイド(1989年)の8本のうち6本でした。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  2. 2

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か

  5. 5

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  1. 6

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  2. 7

    三山凌輝に「1億円結婚詐欺」疑惑…SKY-HIの対応は? お手本は「純烈」メンバーの不祥事案件

  3. 8

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  4. 9

    佐藤健と「私の夫と結婚して」W主演で小芝風花を心配するSNS…永野芽郁のW不倫騒動で“共演者キラー”ぶり再注目

  5. 10

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意