著者のコラム一覧
小林ひろみメノポーズカウンセラー

メノポーズカウンセラー。NPO法人更年期と加齢のヘルスケア会員。潤滑ゼリーの輸入販売会社経営の傍ら、更年期に多い性交痛などの相談に乗る。

「浮気バレたが真面目に謝って許してもらえた」の勘違い

公開日: 更新日:

 最近、男性芸能人の浮気のニュースを耳にしたばかりですが、浮気が性交痛の原因につながることは珍しくありません。

 浮気していた側の平謝りで、表面上は「これまで通りの夫婦やカップル」に戻ったとしても、心に受けた傷はなかなか消えません。「別の女性のことを考えていた」「私に嘘をついていた」という事実を知ったことで生じた警戒心や嫌悪感は、年数が経過しても癒えない場合もあります。それが無意識に性交時の痛みへと表れるのです。

 特に夫婦間のセックスは、信頼や安心があってこそ、本来の喜びに達せられます。しかし、精神的なダメージが大きい場合は、喜びどころか、身体的な痛みにつながりかねないのです。

 K子さん(40代)は長男が小学4年生の時、夫の浮気を知りました。それから10年以上が経ち、子供が成人した今でも、あの時抱いた絶望感や怒りが時折浮かびます。夫とのセックスの最中に、思い出して泣いてしまうことも。

 性の心の問題に詳しい「こぐまカウンセリング」の潮英子さんによると、パートナーの浮気が原因でセックスできなくなったという相談は多く、その場合「痛まなかったとしても最後までできない、嫌悪感で挿入が無理」と話す方がよくいるそうです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」