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菅原洋平作業療法士

寝ても疲れがとれない人はリビングの照明を暗くする

公開日: 更新日:

 しっかり寝たはずなのに疲れが残ってる。朝、すっきり起きられない……。こんな悩みを訴える中高年の方がたくさんいらっしゃいます。同じ悩みを抱えている人は、「光の調節」を試してみてください。

 光=照明は、われわれの睡眠に想像以上に大きな影響を与えます。睡眠には「メラトニン」というホルモンが大きく関わっています。メラトニンは、日光や照明を感知すると減少し、暗くなると急速に増加して睡眠を誘発します。そして、夜になってもメラトニンの分泌が抑制されていると睡眠の質が低下してしまうのです。

 メラトニンは朝にしっかり減らしておかないと、夜に分泌される量が減ってしまいます。増減の幅が大きいほど、朝の目覚めはよくなり、夜にぐっすり眠れます。ですから、まずは起きたら光を浴びましょう。

 網膜が光を感知した時点から分泌がストップするので、寝る場所を窓際にしてカーテンを少しだけ開けておけば、朝になると自然と光を感知できるのでおすすめです。

 寝室の構造上、窓際で寝ることができない人は、朝、目覚めた時点でカーテンを開けて窓から1メートル以内に入るといいでしょう。光を感知させるのは起床から4時間後までがリミットです。

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