著者のコラム一覧
神崎浩孝医学博士、薬剤師

1980年、岡山県生まれ。岡山県立岡山一宮高校、岡山大学薬学部、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科卒。米ロサンゼルスの「Cedars-Sinai Medical Center」勤務を経て、2013年に岡山大学病院薬剤部に着任。患者の気持ちに寄り添う医療、根拠に基づく医療の推進に臨床と研究の両面からアプローチしている。

ウィズコロナの時代では治療薬とワクチンの開発が欠かせない

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 新型コロナウイルスの感染拡大が一向に収まりません。コロナウイルスには新型コロナウイルス以外にも複数種類あるのはご存じでしょうか?

 コロナウイルスは、風邪から致死的な肺炎までさまざまな重症度の呼吸器疾患を引き起こす一群のウイルスです。人間に感染し病原となるものは7種類で、そのうち3種類が重症化したり致命傷になる肺炎を引き起こす可能性があるものです。

 2003年ごろに発見され流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)、2012年に発見され流行した中東呼吸器症候群(MERS)と、2019年に特定された新型コロナウイルス感染症(COVID―19)がその3種類です。

 これらは、動物からヒトへと感染(人獣感染)する病原体です。新型コロナウイルスの感染者数は世界で2000万人以上。日本国内でも5万人以上が感染し、約1000人が死亡しています。SARSの感染者数は世界で8000人程度、MERSの感染者は世界で約2200人ですので、新型コロナウイルスの感染者数がいかに多いかがわかります。

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