著者のコラム一覧
中川恵一東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授

1960年生まれ。東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授。すべてのがんの診断と治療に精通するエキスパート。がん対策推進協議会委員も務めるほか、子供向けのがん教育にも力を入れる。「がんのひみつ」「切らずに治すがん治療」など著書多数。

高橋幸宏さんが脳腫瘍を摘出…良性の髄膜腫なら全摘可能

公開日: 更新日:

 無事に手術を終えたのは何よりです。テクノグループ「YMO」の高橋幸宏さん(68)が脳腫瘍であることを伝えるニュースには、驚かされました。

 先月13日に腫瘍の摘出手術を受けて成功。現在は入院して治療を続け、復帰を目指しているそうです。報道によれば、仕事の中止などはないようで、経過が順調なのだと思います。

 高橋さんが異変を感じたのは、今年の初夏。断続的な頭痛があって、当初は季節の変わり目の片頭痛のようなものかと思っていたものの、良くならず、緊急で脳のMRI検査を受けたところ、脳腫瘍が見つかったそうです。

 脳腫瘍は、一般に原発性脳腫瘍と転移性脳腫瘍に分けられます。高橋さんは、原発性脳腫瘍でしょう。

 脳は、頭蓋骨に覆われた閉鎖空間です。そこに腫瘍ができると、大きくなるにつれて頭蓋内の圧力が高まるため、頭痛や吐き気、意識障害などの症状がおこりやすくなります。頭蓋内圧亢進症といって脳腫瘍に共通する症状です。

 一方、脳は部位によって機能が異なるため、腫瘍ができる場所により、症状や術後の後遺症が異なります。それが局所症状です。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網