下半身の感覚がなくなって…ヤマザキモータースさんADEMを語る

公開日: 更新日:

「何ですか?」と聞くと、僕が着ていたTシャツを指さすので、ふと見たら胸にでっかく「THE END」の文字。狙ったわけじゃないですけど、洒落がきいていました(笑い)。

 リハビリで感覚が徐々に戻ってきた間は楽しかったですが、2~3年もすると停滞して、そこから先はずっと横ばい。幸運にも、脳の炎症による障害は出なかったものの神経の通りが悪いので、ジッとしていると筋肉が硬直しやすいんですね。ただ、初めはベッドで起き上がることすらできなかったのですから、こうして杖なしで歩けるようになっただけでもありがたいことです。

 病気になって感じたのは、日本の医療制度の素晴らしさです。僕、民間の医療保険には一つも入ってなかったので、売れっ子芸人に借金して月60万円ほどの入院費を払っていたんです。

 けど、国民健康保険には「高額療養費制度」というものがあるのを人生で初めて知りまして、申請したら自己負担額は月数万円で済みました。長いこと国保を納めてきて心底よかったと思いましたね。


 つくづく自分一人で生きているんじゃないと思いましたし、社会というコミュニティーの中で人とつながって生きていくことが大事なんだと思いました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 4

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  5. 5

    狭まる維新包囲網…関西で「国保逃れ」追及の動き加速、年明けには永田町にも飛び火確実

  1. 6

    和久田麻由子アナNHK退職で桑子真帆アナ一強体制確立! 「フリー化」封印し局内で出世街道爆走へ

  2. 7

    松田聖子は「45周年」でも露出激減のナゾと現在地 26日にオールナイトニッポンGOLD出演で注目

  3. 8

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  4. 9

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 10

    実業家でタレントの宮崎麗果に脱税報道 妻と“成り金アピール”元EXILEの黒木啓司の現在と今後