「常に痛い…ひたすら我慢です」俳優の阿南健治さん語る帯状疱疹後神経痛

公開日: 更新日:

阿南健治さん(俳優/62歳)=帯状疱疹後神経痛

「帯状疱疹後神経痛」は、簡単に言えば「帯状疱疹の後遺症」です。帯状疱疹は治っても痛みが残り続け、四六時中消えません。今のところ有効な治療法はないようです。

 私が「帯状疱疹」になったのは10年前です。ちょうど1カ月公演の真っ最中で、「安静にしてください」と言われたものの、安静にしていられなかったことや、その後の治療の遅れも重なって帯状疱疹後神経痛になりました。

 初めは背中の痛みでした。舞台中でしたし、背中の筋でも痛めたかと思って近場の整骨院でマッサージを受けました。でも、まったく改善がみられないので整形外科に行ったんです。

 そこで服を脱いで背中を見てもらったら「これは皮膚科へ行ったほうがいい」と言われ、近所の皮膚科で診てもらったところ、赤いブツブツや水ぶくれがあり、「帯状疱疹です」と診断されました。

 この段階で薬を飲んで安静にしていたら治っていたのかもしれません。でも、その後も舞台で走り回ったり、転げ回ったりしていたので、いつの間にか水疱は潰れ、痛くて再び皮膚科に行くと、医師に「あら、潰れちゃったの?」と心配されました。処方された薬を1週間ぐらい飲み続けましたが、改善はなく、あまりの痛みにネット検索などで調べて「ペインクリニック」というものがあることを知って受診したのです。

 そこで神経ブロック注射をしてもらったのですが、それでも良くなりません。このとき、ぺインクリニックの医師から皮膚科の医師宛ての手紙を預かりました。そこには「もっと早くペインクリニックに来させればよかったのに」といった趣旨の内容が書かれていたようで、皮膚科の先生は「怒られました」と言っていました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  3. 3

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    やす子の毒舌芸またもや炎上のナゼ…「だからデビューできない」執拗な“イジり”に猪狩蒼弥のファン激怒

  1. 6

    羽鳥慎一アナが「好きな男性アナランキング2025」首位陥落で3位に…1強時代からピークアウトの業界評

  2. 7

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    渡部建「多目的トイレ不倫」謝罪会見から5年でも続く「許してもらえないキャラ」…脱皮のタイミングは佐々木希が握る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」