顎<上>歯科医の新常識「噛み合わせはいじらない方が良い」

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 中でも最も強い寄与因子とされるのが、「TCH」と呼ばれる上下の歯を接触させ続ける習慣(クセ)だ。

 本来、上下の歯が接触する時間は「食べる」や「話す」などのときの瞬間的なもの。普通は上下の歯が接触している時間の合計は「1日20分程度」だという。噛み合わせの悪さが寄与因子として影響が少ないのは、そのためだ。

「2000年ごろから、顎関節症に大きく影響する寄与因子を探る調査研究が進められてきた結果、見つかったのがTCHです。顎関節症の8割近くの患者さんは、このTCHを抱えています。TCHは上下の歯を軽く接触させている小さな力でも、長時間にわたって力がかかり続けていることで、関節や筋肉には大きな負担となり、血流を悪化させてしまうのです」

 パソコン作業をしていて、いつの間にか歯を食いしばっている人も多いのではないか。自分がTCHかどうか確認するには、唇を閉じて上下の歯を離した状態にする。無意識でいて10分後、歯を離していることに違和感があったり、上下の歯が接触していたらTCHの可能性が高い。

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