顎<上>歯科医の新常識「噛み合わせはいじらない方が良い」

公開日: 更新日:

 顎関節症は、TCHのコントロールを基本にした寄与因子の管理と、リハビリトレーニングの2つのセルフケアで大半は改善するという。TCHのクセを治す方法は、ポストイットなどの「貼り紙」を使う。「歯を離す」などの文字やイラストを書いた貼り紙を、自宅や職場などの目につきやすい場所や物に10カ所以上貼る。TCHの“気づき”を促すのだ。

「常に歯を離した状態を保とうとしないでください。貼り紙に気づいたときだけ力を抜き、歯と歯が離れた楽な状態をつくります。『貼り紙を目にする→脱力する』の行動を繰り返していると、歯を離している方が自然で無理のない状態だと体が認識するようになります。最終的には、貼り紙で気づく前に、歯の接触があると反射的に歯が離れるようになります」

 次回は、症状が出たときに行う「リハビリトレーニング」。

(木野歯科医師への問い合わせは木野顎関節研究所HPから)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一コンプラ違反で無期限活動休止の「余罪」…パワハラ+性加害まがいのセクハラも

  2. 2

    クビ寸前フィリーズ3A青柳晃洋に手を差し伸べそうな国内2球団…今季年俸1000万円と格安

  3. 3

    高畑充希は「早大演劇研究会に入るため」逆算して“関西屈指の女子校”四天王寺中学に合格

  4. 4

    「育成」頭打ちの巨人と若手台頭の日本ハムには彼我の差が…評論家・山崎裕之氏がバッサリ

  5. 5

    進次郎農相ランチ“モグモグ動画”連発、妻・滝川クリステルの無関心ぶりにSNSでは批判の嵐

  1. 6

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  2. 7

    吉沢亮「国宝」が絶好調! “泥酔トラブル”も納得な唯一無二の熱演にやまぬ絶賛

  3. 8

    ドジャース大谷「二刀流復活」どころか「投打共倒れ」の危険…投手復帰から2試合8打席連続無安打の不穏

  4. 9

    銘柄米が「スポット市場」で急落、進次郎農相はドヤ顔…それでも店頭価格が下がらないナゼ? 専門家が解説

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題か...大谷の“献身投手復帰”で立場なし