著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

すべてのゴマに含まれている「ゴマリグナン」が酸化を防ぐ

公開日: 更新日:

 ゴマは、発祥地であるアフリカからシルクロードを経由して、奈良時代にはもう国内で栽培されていたといわれています。ゴマ科の植物の種子で、その種類は3000以上。種皮の色の違いから、白、金、黒という3種類に分けられます。

 日本での生産量1位の白ゴマは、黒ゴマと比べると脂質が若干多くマイルド。クセがなく、幅広い料理に使うことができます。黒ゴマは、種皮の黒色に含まれるアントシアニンというポリフェノール色素が含まれます。風味が強く、料理の色合いのアクセントにもなります。金ゴマは「黄ゴマ」「茶ゴマ」などと呼ばれることもあり、白ゴマや黒ゴマと比べると脂質が高く、コクがあります。香りも高く、その分、値段も高価なので、懐石料理で使われることが多いです。

 ゴマは種類による若干の違いはあっても、栄養成分はほとんど同じです。約半分は人体で合成できないため、ぜひ食事から取っておきたいリノール酸やオレイン酸などの不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。

 そして、どの種類のゴマにも含まれているのが「ゴマリグナン」。約1%未満しか含まれない微量な栄養素ですが、その健康効果が最近注目されています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・大山悠輔「5年20億円」超破格厚遇が招く不幸…これで活躍できなきゃ孤立無援の崖っぷち

  2. 2

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  3. 3

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  4. 4

    W杯最終予選で「一強」状態 森保ジャパン1月アジア杯ベスト8敗退からナニが変わったのか?

  5. 5

    悠仁さまは東大農学部第1次選考合格者の中にいるのか? 筑波大を受験した様子は確認されず…

  1. 6

    指が変形する「へバーデン結節」は最新治療で進行を食い止める

  2. 7

    ジョン・レノン(5)ジョンを意識した出で立ちで沢田研二を取材すると「どっちが芸能人?」と会員限定記事

  3. 8

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  4. 9

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  5. 10

    「踊る大捜査線」12年ぶり新作映画に「Dr.コトー診療所」の悲劇再来の予感…《ジャニタレやめて》の声も