著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

トウモロコシは朝食べると体内時計をリセットする作用あり

公開日: 更新日:

 トウモロコシは米や麦と並ぶ、世界3大穀物のひとつです。私たちがイメージする青果用のトウモロコシは「スイートコーン」と呼ばれる甘味種。すべての粒が濃い黄色をしているのは「ゴールデンコーン」、白い粒のものは「シルバーコーン」、甘味が強いといわれている黄色と白が3対1の割合で入っている「バイカラーコーン」の3種類に分けられます。

 ポップコーンの原料は爆裂種と呼ばれる、粒の皮が非常に硬い品種。乾燥で硬くなるのですが、他の種類の粒は乾燥させてもポップコーンほど硬くならないので、お菓子のポップコーンにはなりません。その他、動物の飼料、バイオプラスチックの原料などたくさんの種類があり、幅広い範囲に利用されています。

 トウモロコシは、でんぷんなどの炭水化物が豊富に含まれています。茹でた場合、100グラム当たり99キロカロリーと、主食になる穀物といわれるだけあってエネルギーが多めです。このトウモロコシのでんぷんは、朝食べることで体内時計をリセットする作用があることが報告されています。

 さらに、悪玉コレステロールを減らす働きがあり、動脈硬化の予防・改善に効果があるリノール酸やオレイン酸などの不飽和脂肪酸、疲労回復の効果や脂肪燃焼を助ける効果が期待できるアスパラギン酸やグルタミン酸、アラニンなどのアミノ酸、ビタミンやミネラル類も含まれます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」