歯<上>3割が菌血症 専門家が教える朝と夜の正しい歯磨き法

公開日: 更新日:

 日本人の成人の約8割がかかるとされる「歯周病」。怖いのは歯を失う原因になるだけではない。近年の研究から「糖尿病」「心筋梗塞」「脳梗塞」「動脈硬化」「誤嚥性肺炎」「慢性腎臓病」「大腸がん」「潰瘍性大腸炎」「認知症」「早産・低体重児出産」などの病気の発症と、深く関わっていることが明らかになってきたからだ。

 歯周病は、口の中に棲みついている歯周病菌のかたまりである歯垢(プラーク)が、歯と歯肉の間の歯周ポケットにたまって炎症を起こすことで発症する。しかし、痛みが生じにくいので、自分でもかかっていることに気づきにくい。知らないうちに歯周病の影響が全身に及んでいる可能性があるのだ。

 歯周病は、どのようにして全身をむしばむのか。「人生が変わる歯の磨きかた」(河出書房新社)の著者、国立長寿医療研究センター・口腔疾患研究部の松下健二部長(歯科医師)が言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」