脳梗塞を疑うポイント3つ 1つでも突然起こればすぐ救急車

公開日: 更新日:

脳梗塞を起こしても元気に社会復帰するために知っておきたいこと(1)

 脳梗塞は、脳の血管が何らかの原因で詰まってその先に血液が届かなくなり、脳細胞が酸素などの不足で死んでしまう病気だ。歌手の西城秀樹さん(故人)がかかった病気としても知られる。今は治療技術が進化し、適切な対応が取れれば命が助かるばかりか、社会復帰もスムーズにいく。知っておくべきことを専門医に聞いた。

「脳梗塞は治療が遅れれば、命を落としたり、後遺症が残る可能性が高くなります。少しでも早い治療が必要です」

 こう言うのは、聖マリアンナ医科大学東横病院副院長で、同病院脳卒中センター長の植田敏浩医師だ。ところが実際は、「しばらく様子を見てから病院に来た」という人が多く、「あと少し早く来ていれば」と悔やまれるケースが珍しくないという。

 脳梗塞かも、と疑うべきポイントは主に3つある。まず1つ目は、どちらか片方の手が使いづらくなる。しびれたような感覚があり、力が入らず、お箸やお茶碗を落としてしまう。ボタンをうまく留められなくなる、などだ。

 2つ目は、ろれつが回らなくなり、言葉が不明瞭になる。言いたいことが言えなくなる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝