著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

二日酔い防止に有効な栄養素が豊富「ホッケ」は夕方に食べる

公開日: 更新日:

 また、お酒を飲む人が意識的に摂取しておきたい栄養素のひとつ「ナイアシン」も豊富です。ナイアシンは、アルコールを摂取した後の、吐き気や頭痛、顔の赤みなどの症状、いわゆる二日酔いの原因となるアセトアルデヒドを分解する働きを助けると報告されています。居酒屋でホッケの開きを食べるのは、二日酔い防止の観点から見ても道理にかなった食べ方といえるのですね。

 その他にも血液をサラサラにしたり、中性脂肪を下げてくれる働きのあるDHAやEPA、不足すると味覚症状を引き起こしてしまう亜鉛などの栄養素も含まれています。

 時間栄養学的に言えばDHA、EPAは朝食に取ることで体内時計をリセットできるという報告がなされていますが、ナイアシンやカルシウム、亜鉛などのミネラルを効果的に取り入れたい場合は夕食に取るのがいいでしょう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動