著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

高齢者の転倒予防にはダンスが効く 米国専門誌で研究論文

公開日: 更新日:

 高齢の方が転倒すると、ケガをするだけでなく骨折してしまうこともあります。骨折部位にもよりますが、足の付け根部分を骨折すると、寝たきりになってしまうこともあり、特に骨粗しょう症を患っている方では、転倒に注意が必要です。

 転倒を予防するためには、転倒を起こしやすい環境の改善に加え、平衡感覚、歩行機能など、身体能力の維持が大切です。そのため、適度な運動が転倒の予防に有効だと考えられています。

 とはいえ、運動を継続的に続けることは、なかなか容易ではありません。楽しみながら体を動かすことができれば何よりですが、ダンスをすることで転倒を予防できるかどうかを検討した研究論文が、米国医師会が発行しているオープンアクセスジャーナル誌の2020年9月号に掲載されました。

 この研究は、18年2月18日までに報告された、高齢者(平均65歳以上)を対象に、ダンスをベースとした運動の転倒予防に対する効果を検討した研究データ29件を解析(メタ分析)したものです。ダンスをベースとした運動とは、音楽や呼吸などのリズムに合わせて立位で行うもので、社会的交流が経験できる活動と定義されています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一「すぽると!」降板は当然…“最悪だった”現場の評判

  2. 2

    石田ゆり子ブームは終わらない? ベリーショートに賛否、脱「奇跡の50代」でも人気加速

  3. 3

    国分太一コンプラ違反で「周囲が感じていた異変」…過去にはガングロに"変身”して問題起こした有名人も

  4. 4

    TOKIO国分太一「コンプラ違反」秘匿も次々に“セパ報道”で窮地に…復帰は極めて困難な道のりに

  5. 5

    「いっぷく!」崖っぷちの元凶は国分太一のイヤ~な性格?

  1. 6

    《ヤラセだらけの世界》長瀬智也のSNS投稿を巡り…再注目されるTOKIOを変えた「DASH村」の闇

  2. 7

    元女優・宮崎ますみさんは6年前から八ヶ岳山麓に移住しコメ作り 田植えも稲刈りも全部手作業

  3. 8

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  4. 9

    小泉進次郎「無知発言」連発、自民党内でも心配される知的レベル…本当に名門コロンビア大に留学?

  5. 10

    巨人阿部監督 グチるくらいならいっそ「4番・坂本勇人」はどうだろう…“進退の決断”含めた4つの理由