ウイルス感染予防ではなぜ「乾燥」を避けることが重要なのか

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■気道の防御機能にもマイナス

 ウイルスの宿主となるわれわれの側も、乾燥した環境では感染しやすい状態を招いてしまう。

 ウイルスは、われわれの口や鼻から入り込んで気道の粘膜に付着することで感染する。しかし、気道にはウイルスに対する防御機能がある。気道の内膜を覆う粘膜でウイルスをとらえ、繊毛の働きで咳や痰として体外に排出する。

「繊毛は乾燥に弱く、空気が乾燥する冬になると動きが鈍くなり、ウイルスを排出する働きも弱くなってしまいます。また、空気が乾燥すると喉に炎症を起こしやすくなり、ウイルスが侵入しやすくなってしまいます」(藤田氏)

 ウイルス側から見ても人間側から見ても、感染予防のためには乾燥対策が重要なのだ。

 暖房機器を使っていると、室内はますます乾燥しやすくなる。加湿器と換気を併用し、湿度50~60%を維持したい。また、濡らしたタオルや洗濯物を部屋の中に干すのも乾燥防止効果がある。手洗い、マスク、3密回避に加え、冬は乾燥を避けたい。

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