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堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

「終わりよければすべてよし」は科学的に証明されている

公開日: 更新日:

 アンハッピーな出来事が起きたときに、その出来事だけで完結させると、「なんでこんなことに」なんて落ち込んでしまうと思います。財布を落とした出来事だけを考えれば最悪の出来事になってしまいますが、誰かが拾って届けてくれた出来事まで含めると、最高の出来事に変わってしまう。

 物事(出来事)を良い思い出や結果として解釈するには、最後の出来事を楽しかった、良かったと思えるエピソードにひも付けてしまえばいいのです。“自分のいいように記憶をコントロールすれば幸せ体質にもなれる”ということを、このことわざは教えている――と、私は勝手に思っています。


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『不安』があなたを強くする 逆説のストレス対処法
堀田秀吾著(日刊現代・講談社 900円)

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