著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

安易に隣の芝生をのぞくと幸福度が下がり悩みが増大する

公開日: 更新日:

 多様化が叫ばれている時代。いろいろな生き方があってしかるべきだと思いますが、どうしても「独り身」「窓際(出世コースから脱落)」「交友関係の狭さ」など、自分のネガティブな要素に対して憂鬱な気持ちになってしまう人もいるでしょう。そういったものをストレスなく、自分も社会も受け入れてくれる多様性とやらに期待したい一方で、人間の個人的な悩みが足かせになってしまうことは、いつの時代も変わらないと思うのです。

 シドニー大学のザボとニューサウスウェールズ大学のラビボンドが行った39人の大学生に対する調査(2006年)では、悩み事の48%は問題解決過程に関するものだったという報告があります。つまり、結果がどうなるかよりも、人間はどうやって問題を解決しようかについて悩み、さらには、結果は変えようがないと考える人ほど、さまざまな解決法を否定的に捉える傾向があったそうです。

「どうして自分はダメなんだろう?」「どうして自分は人と上手に付き合えないのか?」などと考えることで、「だったらこうしたらいいのかな」と悩み始め、「いやいや、それじゃだめだ」とさらなる深みに陥っていくというわけです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網