血管<下>自律神経のバランスを整えるための朝の習慣4つ

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 心臓に血液と酸素を送る冠動脈が詰まって発症する「心筋梗塞」の原因には、主に「動脈硬化」と「血管の機能異常(痙攣)」がある。動脈硬化は、生活習慣病や肥満、喫煙などが危険因子になるので、進行するまでに予防対策が取りやすい。しかし、血管の痙攣は危険因子を健康診断などで数値として把握することが難しいので要注意だ。

 血管は収縮・拡張を繰り返して全身に血液を送っている。

 ところが、心身の緊張が続いたり、過剰なストレスがかかったりすると、血管は突然、痙攣を起こして強く収縮する。その結果、冠動脈の血流が完全に止まって心筋梗塞になる場合がある。つまり、「あんなに元気だったのに」と、前触れもなく突然死を起こすリスクがあるのだ。

 循環器専門医である「すぎおかクリニック」(千葉県船橋市)の杉岡充爾院長が言う。

「体にはストレスによる血管へのダメージを最小限に抑える機能が備わっています。その役割を担うのが、副腎でつくられる『抗ストレスホルモン(コルチゾール)』です。ストレスを感じると副腎からコルチゾールが分泌され、ストレスをリセットするように働きます。ところが、次から次へとストレスがかかるような生活を続けていると、副腎が疲労してコルチゾールの分泌が低下し、ストレスを処理できなくなってしまうのです」

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