<1>退院直後の後遺症…母は筋力低下で転倒しても起き上がれず

公開日: 更新日:

私「ありがとうございました。お騒がせして申し訳ございません。安心しました」

 骨折はしていなかった。ホッとした。母は昨日退院したばかり。しゃがみ込んだ場所には手すりがあったが、起き上がれなかった。23日間ほぼ寝たきりの入院で、足腰も上腕の筋力も衰えていたのだ。筋力をアップする必要がある。通所半日デイサービス、訪問リハビリを再開したい。母も筋力の衰えを自覚し、私の提案に同意した。

■食器を洗っているだけで鼓動が高まりめまいに襲われる

 母の退院時、医師から「筋力が低下している。外出を控え、室内で徐々に回復させる」「パルスオキシメーター(血中酸素濃度測定器)で95未満が続き、発熱、息切れがあればすぐに連絡を」「水分を十分に取る」との指導があった。母を1人にして外出するには早かった。身近でウオッチすべきだった。大きな誤算だった。

 腰部脊柱管狭窄症の母は、5年前に車いす生活を経験している。通所半日デイサービス、訪問リハビリを集中した。3カ月ほどの短期間で車いすを脱出できた。それ以降は杖歩行だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々