<1>退院直後の後遺症…母は筋力低下で転倒しても起き上がれず

公開日: 更新日:

 母の転倒騒動の時、私は退院後2週間目だった。後遺症で常に心臓がバクバクする。食器を洗うだけで鼓動が高まる。めまいもする。大地震後、余震が続くような感覚だ。熱、咳、のど痛は入院前半で治まった。味覚・嗅覚障害は入院前後から今に至るまでない。医師が診たコロナ患者の中には後遺症に苦しんでいる人もいるそうだ。母と私は良好な部類という。

 この日は打ち合わせで退院後、初めての出勤だった。駅の階段で息切れする。厚労省のガイドラインでは、退院後すぐに出勤してもよいとしている。一方、病院は「1カ月間の健康観察(=自宅療養)」を推奨する。1日2回の検温と健康観察(咳、呼吸困難、鼻汁鼻閉、咽頭痛、頭痛、倦怠感)の記録を1カ月後の次回外来で提出する。

 感染対策を完璧にしたい医療現場。働かなければ生きていけない現実。二律背反のジレンマがある。

【連載】50代独身男性と80代老親のコロナ闘病記

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一は実質引退か? 中居正広氏、松本人志…“逃げ切り”が許されなかったタレントたちの共通点

  2. 2

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学

  3. 3

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  4. 4

    国分太一「すぽると!」降板は当然…“最悪だった”現場の評判

  5. 5

    「いっぷく!」崖っぷちの元凶は国分太一のイヤ~な性格?

  1. 6

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  2. 7

    「コンプラ違反」で一発退場のTOKIO国分太一…ゾロゾロと出てくる“素行の悪さ”

  3. 8

    ドジャースは大谷翔平のお陰でリリーフ投手がチーム最多勝になる可能性もある

  4. 9

    《ヤラセだらけの世界》長瀬智也のSNS投稿を巡り…再注目されるTOKIOを変えた「DASH村」の闇

  5. 10

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?