首<下>専門医考案 手を使うタイプ別「痛みナビ体操」の実践

公開日: 更新日:

 首や肩にコリや痛みが生じる「頚椎症」。

 前回は痛みやコリを和らげる運動療法(痛みナビ体操)を行うにあたり、自分がどんなタイプ(4つ)の頚椎症なのか調べる方法を紹介した。そのタイプによって体操のやり方が異なるからだ。

 頚椎症の約80%を占める「後方改善型」には2つのタイプがある。背筋を伸ばして顎を少し引いた姿勢から、顎を思いっきり引いて、戻す。この運動をして痛みが改善するようなら「首引きタイプ」。背筋を伸ばして顎を少し引いた姿勢から、ゆっくり上を向き、戻す。この運動で痛みが改善するようなら「首反らしタイプ」となる。

 頚椎症の約15%を占める「前方改善型」にも2つのタイプがある。背筋を伸ばして顎を少し引いた姿勢から、顎を喉に押し付けるように、顔をゆっくりと下に向けて倒し、戻す。この運動で改善すれば「うつむきタイプ」。背筋を伸ばして顎を少し引いた姿勢から、顎をゆっくりと前に出して、戻す。この運動で改善すれば「顎出しタイプ」となる。「痛みナビ体操」を考案した「お茶の水整形外科機能リハビリテーションクリニック」(東京都千代田区)の銅冶英雄院長が言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々