首<下>専門医考案 手を使うタイプ別「痛みナビ体操」の実践

公開日: 更新日:

「頚椎症のタイプを調べる運動は、1回で判断せず、それぞれ10回程度繰り返してみて確認してください。また、痛みの改善は『痛みの範囲』『痛みの強さ』『首の動きやすさ』の3項目の変化を見ます。どれか1つでも改善すれば、それが自分の頚椎症のタイプになります。3項目すべてに変化が見られなければ、運動療法では効果が期待できない首の痛みの可能性もあります」

 自分のタイプが確認できたら、そのタイプに合わせた「痛みナビ体操」を行うことになるが、その前に体操の適応判定を行う必要がある。次に挙げる項目に該当する人は、体操を行わず医療機関を受診した方がいいという。

①手足を動かしにくい(手足のマヒ)②おしっこを出しにくい(膀胱のマヒ)③事故や転倒の後(骨折や脱臼の可能性)④関節リウマチ⑤高熱がある(化膿性脊椎炎の可能性)⑥進行がんになった(がん転移の可能性)。

「痛みナビ体操」は道具を使うバージョンもあるが、ここでは自分の「手」を使うやり方を紹介する。体操を行う基本姿勢は、足を肩幅に開いて背筋を伸ばして立つ。視線は真っすぐ前へ。頚椎は顎が出ないように気をつけ、軽く顎を引くようにして、頭が体の真上にくるようにする。4つのタイプに合わせた体操のやり方はこうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情