「早寝早起き」が長生きの秘訣というのは本当なのか?

公開日: 更新日:

 早寝早起きと寿命の関係について、今年3月に興味深い研究結果が出ています。

 国立長寿医療研究センターをはじめとする6つの国立高度専門医療研究センターが「疾患横断的エビデンスに基づく健康寿命延伸のための提言」というコホート研究結果を発表しています。コホート研究とは疫学の分析手法のひとつで、長期間にわたって対象者を追跡調査したものです。

 結果的には「早寝早起き」であることは関係ありません。「睡眠時間を確保することが長生きすることとつながる」とまとめられています。過去の世界の研究結果と比べてもそうですが、「7時間睡眠は死亡率が低い」といわれていますから、きちんと眠ることが大事です。とはいえ8時間以上になると、また死亡率が上がりますから寝すぎも問題です。

 ちなみに7時間に足りなかったとしても、日中眠くならない睡眠時間が確保されていれば自分に合った睡眠が取れていると考えていいでしょう。

 もっとも、7時間を意識するあまり「早寝」にこだわると健康を害する可能性があります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも