前立腺がん克服した吉川精一さん「主治医の言葉に救われた」

公開日: 更新日:

 紹介されたのは「神奈川県立がんセンター」でした。6月半ばにあれこれ検査をしたあと、7月からさらに検査入院となり、「間違いなく前立腺がんです」という結果が出たのは7月半ばでした。ステージという言い方ではなく、「がんの進行度合いは真ん中へんです」と言われました。あとから聞いた話では、PSA値は「4でがんの疑い」と診断されるところ、がんセンターでの検査結果は「7」だったとのこと。現在は「0・01」くらいなので、当時の数値の異常さが分かります。

 がん告知のショックを救ってくれたのは、主治医の「前立腺がんはゆっくり進行するので、今日明日死ぬようなものじゃありません」という言葉でした。「ああ、そうなのか」とホッとしました。さらに「悪いものが早く見つかったのです。一緒に治していきましょう」と言っていただき、悲観していた考えを改めました。

「早く見つかったことに感謝して、あとはお任せしよう」と。

 思い起こせば、現在の上皇陛下もかつて前立腺がんを治療されている。私も上皇陛下を見習って治療に専念しようと思いました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    小泉進次郎「無知発言」連発、自民党内でも心配される知的レベル…本当に名門コロンビア大に留学?

  2. 2

    クビ寸前フィリーズ3A青柳晃洋に手を差し伸べそうな国内2球団…今季年俸1000万円と格安

  3. 3

    高畑充希は「早大演劇研究会に入るため」逆算して“関西屈指の女子校”四天王寺中学に合格

  4. 4

    9日間の都議選で露呈した「国民民主党」「再生の道」の凋落ぶり…玉木vs石丸“代表負け比べ”の様相

  5. 5

    国分太一コンプラ違反で無期限活動休止の「余罪」…パワハラ+性加害まがいのセクハラも

  1. 6

    野球少年らに言いたい。ノックよりもキャッチボールに時間をかけよう、指導者は怒り方も研究して欲しい

  2. 7

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  3. 8

    ドジャース大谷「二刀流復活」どころか「投打共倒れ」の危険…投手復帰から2試合8打席連続無安打の不穏

  4. 9

    28時間で150回以上…トカラ列島で頻発する地震は「南海トラフ」「カルデラ噴火」の予兆か?

  5. 10

    自転車の歩道通行に反則金…安全運転ならセーフなの? それともアウト?