著者のコラム一覧
中川恵一東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授

1960年生まれ。東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授。すべてのがんの診断と治療に精通するエキスパート。がん対策推進協議会委員も務めるほか、子供向けのがん教育にも力を入れる。「がんのひみつ」「切らずに治すがん治療」など著書多数。

riceボーカル櫻井有紀さんが喉頭がんの発症告白 早期なら放射線30回で完治

公開日: 更新日:

 声帯は、声を出すのに重要な器官。そこにがんができたとブログで告白したのが、バンド「rice」のボーカル櫻井有紀さんです。

「この度喉(声)の不調の為、7.20(火)に全身麻酔下での喉頭微細手術(病理検査の為の生検手術)を受け、本日7.21(水)付けで『喉頭癌』と診断されました」

 ブログによれば、喉頭(右声帯)のみの診断で転移を調べるための全身検査があるとのこと。それでも医師に「早期発見の部類ではないか」と言われたようなのが、何よりでしょう。

 喉頭がんは、発生部位によって声門がん、声門上部がん、声門下部がんに分かれます。そのうち声門がんが半数以上で、最多です。

 声門がんは声帯にできるため、早期から嗄声という声がかれる症状がでやすいのが特徴。声がかれるといってもさまざまで、低いガラガラ声、雑音が入ったザラザラした声、息が漏れるような声など。そういう症状があり、早期に発見されやすいのです。櫻井さんはまだ検査の途中ですが、右声帯の検査から、声門がんなのだと思います。

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