なんともなかった太陽の光がまぶしく感じるのは病気?

公開日: 更新日:

 これまで気にも留めなかった光量の日差しや、室内の蛍光灯などの光にまぶしさを覚える状態を「羞明」と呼びます。まぶしさだけでなく、不快感や目の痛みを伴うこともあります。

 原因は4つ考えられます。①目の奥に入ってくる光が多くなる②目の奥に入ってくる光が散乱する③目の奥に入ってくる光に対して網膜の過敏性が上がる④脳腫瘍や髄膜炎などの脳の病気によるものです。

 ①は虹彩の異常で起こります。明るいところでは光の量を減らすために瞳孔が小さくなります。この瞳孔を調節する虹彩と呼ばれる器官に異常があると、光の量をコントロールできずに、目の奥に入る光の量が増えてしまいます。消化性潰瘍や喘息の薬には瞳孔の動きを鈍らせる成分が入っているため、大人になって突然まぶしさを感じるようになった方で、新しく薬を飲み始めたものがあれば、かかりつけ医に尋ねてみましょう。

 ②の光が散乱する原因としては、白内障とドライアイが考えられます。白内障になると、水晶体が濁ることにより光が乱反射して目の奥に入り、まぶしさを感じます。そして、中等度以上のドライアイでも、黒目の表面に細かい傷ができることで光が散乱し、まぶしくなります。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々