著者のコラム一覧
葉山惟大日本大学医学部付属板橋病院皮膚科病棟医長/皮膚科専門医

アトピー性皮膚炎<下>注射、飲み薬、塗り薬でかゆみを抑え、つるつる肌に持っていく

公開日: 更新日:

 アトピー性皮膚炎は遺伝的、あるいは環境的なストレスが原因で起こる皮膚の炎症です。多くの因子が関与する、意外に複雑な疾患ですが、近年は治療の選択肢が増えてきました。

 特に子どもや10~30代の若い世代に多く、重症化すると顔や首など目立つ部位に発症します。

 かきむしった結果、肌の色が紫っぽくなったり、皮膚が粉っぽくなったり、ゾウのような表面になるなど見た目の変化も大きいため、人目につくことを嫌がる人が多くいる疾患でもあります。容姿を気にするあまり外出ができなくなったり、うつになる人も珍しくありません。

 皮膚科医になったばかりの頃、先輩から痛ましい話を聞きました。ご自身もアトピー性皮膚炎で悩まれていた若いお母さんが、生まれた子どもも重度のアトピー性皮膚炎で、医者から「治らない」と宣告されたことに絶望し、赤ちゃんを道連れに自殺してしまったという悲しい事件です。

 それくらいアトピー性皮膚炎というのは、肉体だけでなく精神的にも苦しみをもたらすのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る