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中川恵一東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授

1960年生まれ。東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授。すべてのがんの診断と治療に精通するエキスパート。がん対策推進協議会委員も務めるほか、子供向けのがん教育にも力を入れる。「がんのひみつ」「切らずに治すがん治療」など著書多数。

小倉智昭さんは肺に…膀胱がん転移 GC療法で50%縮小、10%消失

公開日: 更新日:

 キャスターの小倉智昭さん(74)が、膀胱がんが肺に転移したことを公表。6日から入院して抗がん剤治療で完治を目指すと報じられました。

 2018年11月に膀胱がん手術で全摘されると、自らの腸でつくった代用膀胱での生活やリハビリなどの様子を伝えています。報道によると、肺への転移が見つかったのは今年9月。体調に変わりはなく、定期的な検査で発見されたとのこと。10月いっぱい入院し、その後はリハビリなどを経て復帰を目指すといいます。

 復帰後の目標を元気に語る姿は、小倉さんならではでしょう。「抗がん剤治療をやるっていうのが自分でも信じられない。痛くもかゆくもないからね」と話していました。

 読者の中には、その言葉に驚くかもしれませんが、どんながんであれ、転移があっても元気なことはよくあります。特に定期検査で見つかるケースは、転移ができた早期のことが多いのでなおさらです。

 膀胱がんが転移しやすいのは肺、リンパ節、肝臓、骨などで、抗がん剤治療には4種類を組み合わせるM-VAC療法と2種類を用いるGC療法があります。現在は、GC療法が主流。Gはゲムシタビン、Cはシスプラチンを表しています。

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