歯を白くする「ホワイトニング」は体や歯に害はないのか? 中高年男性の希望者も増加中

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 ホワイトニングの薬剤には、主に過酸化水素や過酸化尿素が使われる。過酸化水素は口腔内で最終的に酸素と水に分解され、体内に入っても害はない。過酸化尿素は口腔内で尿素と過酸化水素に分解され、同じく健康に害はないという。

■知覚過敏が起こりやすくなるケースも

 では、歯に悪影響はないのか。

「ホワイトニングで使われる薬剤は、着色物質の有機質だけに作用するため、歯に対する影響はないといわれています。ただ、薬剤が歯の内部に浸透して神経に強い刺激を与え、知覚過敏を起こしやすくなるケースがあります。日本人の歯はエナメル質が薄いケースが多いのでなおさらです。また、歯の表面のエナメル質は、ペリクルと呼ばれる薄い膜によって覆われていて、外の刺激から保護されています。薬剤によってそのペリクルが剥がれてしまい、外部からの刺激を受けやすくなることも考えられます」

「オフィス」でも「ホーム」でも、実際にホワイトニングを行った患者さんからの訴えで一番多い症状は知覚過敏だという。

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