著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

始業時間を1時間遅らせれば睡眠時間が長くなり成績が向上

公開日: 更新日:

 英バーミンガム大学のフェイサー=チャイルズらの研究(19年)では、午前2時に寝て午前11時くらいに起きる夜型人間にとっては、「9時5時勤務は不利」と報告しています。夜型生活の人は、その生活習慣を変えない限り、仮に1時間スライドさせても改善は見られないというのです。

 チャイルズたちは、午後11時前に寝て午前6時半に起きるといった朝型人間と、先述した夜型人間の脳をスキャンした上で、脳の働きを比較しました。その結果、午前8時から午後8時までの時間帯では、夜型人間の脳内では集中力をつかさどる領域の活動が少ないことが分かったといいます。注意力が散漫になる、反応が遅くなる、睡魔に襲われやすくなるといった傾向が見られたそうです。夜型傾向にある人が開始時刻を遅らせたとしても効果は薄く、まず夜更かしそのものを見直さなければならないのです。

 基本的に人間は朝、光を浴びることでストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールを分泌します。それによって脳が動き始めるのですから、朝日をきちんと浴びないと体内時計に悪影響が出てしまいます。それが続くとストレスや不安に襲われやすくなってしまいます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希をヤンキースが強奪へ…大谷翔平&山本由伸を奪われた名門が企んだ雪辱戦

  2. 2

    AKIRA版はなかったことに? 反町隆史GTO放送開始で荒ぶる「2012年派」

  3. 3

    ゾンビたばこ広島に黒田博樹監督待望論 「打てない、守れない、人気ない」三重苦で新井監督はクビ不可避

  4. 4

    佐々木朗希は一軍復帰1試合でまた抹消…どれだけ脆弱でもドジャースが欲しがったワケ

  5. 5

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー

  1. 6

    “令和の武器商人”こと小泉進次郎防衛相の「核ありき発言」に自民国防族もカンカン

  2. 7

    ついに1ドル=163円突入で「円安倒産」ラッシュ深刻懸念…すでに前年同期から3割増

  3. 8

    中森明菜のタモリ評「心の底からホッとします」は国民の総意か? サングラス姿と性格的な3要素

  4. 9

    「24時間テレビ」放送1カ月前に日テレ局内に流れる微妙な空気…猛暑の中の星野真里マラソンに大逆風

  5. 10

    震災で家族を心配する選手たちに星野監督が怒号「おまえらは野球だけしとりゃあええんじゃ!」