富士フイルムが開発 新型コロナ肺炎の画像診断支援ソフトの実力

公開日: 更新日:

「シナプス ヴィンセント」とは、CTやMRIなどの断層画像から高精度な3Dを描出・解析して、医療画像を立体的に可視化することができるシステム。国内では、中規模以上の病院を中心に1400以上の施設に導入されているという。

 新型コロナ肺炎の特徴的な画像所見とは、肺の陰影がすりガラスのような「すりガラス影」、網状の構造を持つ「網状影」、不透明な白い陰影の「浸潤影」など。マーキングされた疑いのある部分は、「水平」「前後」「垂直」の3種類の切断面と、どの方向・角度からも見られる3D表示が可能だ。

AIには、COVID-19肺炎、COVID-19以外の肺炎、非肺炎のCT画像データを合計で約3000症例学習させています。ただし、このプログラムはCT画像情報のみを解析するものであり、COVID-19の感染の有無や肺炎の有無を判定するものではありません」

 あくまで目的は医師の読影の補助ではあるが、PCR検査結果(陽性)と比較した試験では「感度87.5%」(高・中と評価される割合)という比較的高い性能が示されている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一コンプラ違反で無期限活動休止の「余罪」…パワハラ+性加害まがいのセクハラも

  2. 2

    クビ寸前フィリーズ3A青柳晃洋に手を差し伸べそうな国内2球団…今季年俸1000万円と格安

  3. 3

    高畑充希は「早大演劇研究会に入るため」逆算して“関西屈指の女子校”四天王寺中学に合格

  4. 4

    「育成」頭打ちの巨人と若手台頭の日本ハムには彼我の差が…評論家・山崎裕之氏がバッサリ

  5. 5

    進次郎農相ランチ“モグモグ動画”連発、妻・滝川クリステルの無関心ぶりにSNSでは批判の嵐

  1. 6

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  2. 7

    吉沢亮「国宝」が絶好調! “泥酔トラブル”も納得な唯一無二の熱演にやまぬ絶賛

  3. 8

    ドジャース大谷「二刀流復活」どころか「投打共倒れ」の危険…投手復帰から2試合8打席連続無安打の不穏

  4. 9

    銘柄米が「スポット市場」で急落、進次郎農相はドヤ顔…それでも店頭価格が下がらないナゼ? 専門家が解説

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題か...大谷の“献身投手復帰”で立場なし