急性低血圧を甘く見てはいけない…コロナワクチン接種後にも多数報告

公開日: 更新日:

 世界保健機関(WHO)の基準によると、低血圧とは安静時「収縮期血圧(上)100㎜Hg以下/拡張期血圧(下)60㎜Hg以下」とされている。低血圧によって、めまい、立ちくらみ、頭痛、倦怠感、食欲不振、肩こり、動悸、胸痛などの症状が表れる。

 大きく分けて「慢性低血圧」と「急性低血圧」があり、慢性低血圧は原因がわからない本態性、原因疾患によって起こる症候性に分けられる。

「より注意すべきなのが急激に発症する急性低血圧です。アナフィラキシー、急性心筋梗塞、不整脈、大量出血などが原因で生じ、ショックになると命の危険があるので速やかな対応が求められます。原因が特定できるものについてはそれに対応した治療が必要で、血圧を上げる昇圧剤の使用や集中治療が行われる場合もあります。ワクチン接種や薬剤による急性低血圧に対しては、万が一の発症に備えて投与後に医療関係者が経過観察します。医療機関で指定された安静時間を守ることが大切です」

■心血管病につながる危険も

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か