急性低血圧を甘く見てはいけない…コロナワクチン接種後にも多数報告

公開日: 更新日:

「起立性低血圧では末梢循環がうまく働かなくなるため、一時的に体のあちこちの微細な血管が虚血状態になります。すると末端の臓器障害が生じ、それが長期にわたると心筋細胞の壊死や血管内皮障害が生じ、心血管病が進むと考えられます。若年層であれば大きな問題ではありませんが、高齢者や基礎疾患がある人は、動脈硬化や内臓の傷みがさらに進んで心血管病が生じやすくなります」

 起立性低血圧を起こす原因疾患がある場合、まずはその治療を行う。その上で、原因がわからない人も含めて生活習慣を見直したい。

「低血圧は睡眠不足や疲労で生じやすくなるので、規則正しい生活を送ってストレスをため込まないことを心がけましょう。脱水でも低血圧を招くので、水分と塩分を適切に摂取するのも大切です。また、末端循環を改善するためにウオーキングなどでふくらはぎの筋肉を鍛えたり、手先の循環を良くするために手を握ったり開いたりする動作を繰り返すのも効果的です」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か