著者のコラム一覧
永田宏前長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

地球規模で見た血液型の分布と感染症「北A/南O、西AO/東B」

公開日: 更新日:

 もっと広く見ていくと、アフリカやアラビア半島ではO型が50~60%を占めています。ところがさらに東に目を向けると、多くのアジア諸国ではB型の比率が高くなっており、とくにインドやタイなどでは、B型が30%以上を占めています。中央アジアや中国もB型が比較的多い地帯です。

 一方、中南米の原住民では圧倒的にO型が多く、アメリカ合衆国の先住民(インディアン)もO型が70%です。ちなみに日本ではA型40%、O型30%、B型20%、AB型10%という比率になっています。

 地球規模で俯瞰すると、血液型は大きく「北A/南O、西AO/東B」の分布になっています。北に行くほどA型が増え、南に行くほどO型が増えます。また旧大陸の西端(ヨーロッパ)ほどA型とO型が多く、東(アジア方面)に行くほどB型が増えていきます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    竹内結子さん、石原さとみに立ちはだかった女優35歳限界説

  2. 2

    「俺は帰る!」長嶋一茂“王様気取り”にテレビ業界から呆れ声…“親の七光だけで中身ナシ”の末路

  3. 3

    巨人・岡本和真がビビる「やっぱりあと1年待ってくれ」…最終盤に調子を上げてきたワケ

  4. 4

    沢口靖子はまさに“奇跡のアラ環”!「2025年で『60歳』のお美しい女性有名人」圧倒的1位の原点

  5. 5

    視聴率トップ「モーニングショー」山口真由氏に続き…女性コメンテーター2人も"同時卒業"の背景と今後

  1. 6

    米倉涼子の"体調問題"が各界に波紋…空白の1カ月間に一体何が? ドラマ降板情報も

  2. 7

    山口真由氏「妊娠・休養」報道で人気を証明 復帰後に約束された「最強コメンテーター」の道

  3. 8

    杉田かおるが財閥創業者の孫との離婚で語ったこと

  4. 9

    林芳正氏が自民党総裁選“台風の目に”…「2強」失速でまさかの決戦投票進出あるか

  5. 10

    叱責、鉄拳、罰金…試練の日々で星野監督よりも「怖かった人」