著者のコラム一覧
王瑞霞医学博士、中医師、鍼灸師

日本医学柔整鍼灸専門学校鍼灸学科専任教員。中国山東中医薬大学卒業。中国北京中医薬大学大学院修了。日本大学医学部医学博士。鍼灸師、登録販売士。

漢方薬と西洋医学の薬との違いはなにか 副作用は出にくい?

公開日: 更新日:

 みなさんは漢方薬にどのようなイメージをお持ちでしょうか? 木の根や希少な動物の内臓を煎じたもの、といった印象をお持ちの方もいるかもしれません。

 実際のところ漢方薬のほとんどは、天然の植物、動物、鉱物(石膏など)といった原材料から作られています。これらの一部を加工した「生薬」を2種類以上合わせたものが「漢方薬」で、それぞれの生薬が絡み合い、相互に協調的に効果を発揮するように処方されています。それはまるで、さまざまな香辛料を組み合わせて自分好みのカレーを作るのに似ているかもしれません。

 たとえば最近、比較的知られるようになった、花粉症に処方される小青竜湯という漢方薬は8種の生薬でできています。

 ですがそれらの薬効は実験的に解明されたものではなく、長い臨床経験のもとで実践し代々伝わってきたものがほとんどで、現在の科学分析によってもなお、その薬効作用のメカニズムを明確に解明することが難しいのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  5. 5

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  1. 6

    大阪万博会場は緊急避難時にパニック必至! 致命的デザイン欠陥で露呈した危機管理の脆弱さ

  2. 7

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  3. 8

    レベル、人気の低下著しい国内男子ツアーの情けなさ…注目の前澤杯で女子プロの引き立て役に

  4. 9

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  5. 10

    芳根京子も2クール連続主演だが…「波うららかに、めおと日和」高橋努も“岡部ママ”でビッグウエーブ到来!