新型コロナウイルスへの「新たなる武器」が! 日本人医学者が英医学誌に発表

公開日: 更新日:

「そういうことではありません。重要なのはG4構造、HO-1をターゲットにした新しい治療メカニズムをどのように応用するかです。実際、私の研究室などでは5-ALAとSFC以外の物質でも、これらのメカニズムをより効率的に操る研究が進行しています。臨床で有用と判断するには、さらに遺伝子レベルでのメカニズムを科学的に検証しつつ、実際の効果や安全性、どんな薬剤をどのタイミングで、どのくらいの量を摂取するのがいいのか、などを多施設でのランダム化比較試験を長期に行い検証しなければなりません。素人考えで行うのは危険です」

 5-ALAとSFCを組み合わせて新型コロナ感染者に投与する治験は、国内外ですでに始まっている。早期の治療薬の実現を期待したい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性